沿 革
1992 年2月22日(土) 上甲さんの呼びかけに応じて松下政経塾に集まった人数は、22名(除上甲夫妻)でした。内心、呼びかけに何人が応じてくれるか、不安な眠れぬ夜を過ごした ようす。一泊二日のスケジュールの終了後、上甲さんからすぐ送られてきたメツーセージにも、[人生最大の事柄を終えた満足感に浸っています。皆の気持ちが あんなに見事に一つに集中できる事は素晴らしい事です。]とありました。
経営の志・ネットワーク:第一回全国会議と称されたこの会議は一泊二日で政経塾 にて行われました。メンバーには、志の名物男・山田大蔵さん始め、野中厚さん、久保俊明さん、藤井徳充さん、浦本実さん、柳沼清正さん、橋本太七さん、高 橋啓一さん、西野賢太郎さん、大西夫妻、それに鍵山秀三郎さん等々、現在も活躍されておられる方々の名前があります。今でも鮮明に思い出す事ができます が、二日間のどの場面も強烈で印象深く、目覚めの連続でした。幸之助翁にまずビデオでお会いし、折りに触れ説く理念をお聞きし、寝泊まりされたという茶室 では自筆の素直という掛軸を何枚も写真に収めました。卒塾生の討論会と、対する内田健三氏と上甲さんの総括はとても新鮮でしたし、更に極めつけの、トイレ 掃除と鍵山さんのお話等々、いま思い出しても盛りだくさんの内容です。
感激の二日間でしたが、やはり一番印象に残ったのはこの会にかける上甲さんの意 気込みでした。こちらは半分もの見遊山とミーハー的な気分でしたが、会の半ばで[この会を将来、外部から政経塾へ提言するような会にしたいのです。]など の発言があり、思わず背筋を正した物です。開催するに当たり眠れぬ夜を過ごしたり、終了後の感激の仕方などを見ていても、上甲さんはこの会に最初から本気 だったのだと今改めて思い出しております。
志ネットワーク会員 市村様 記