青年塾19期生東海クラス「熊野講座」のご案内
温故知新 ~伝統を蘇らせる~
“伝統を継承する”とはどのようなことなのでしょうか。
伝統産業・文化・技術は日本各地に存在しますが、その多くは失われつつあります。理由は2つあります。
1つ目は継承者不在。地方で盛んだった第一次産業(農業、林業、水産業)の従事者は、都心の第三次産業へ移り、どの地方の産業や伝統文化も継承者不足に喘いでいます。
2つ目は日常生活からの必要性の喪失です。欧米式の資本主義が進むにつれ、大量生産・大量消費の時代に日本も入りました。職人が手間や時間をかけて作る製品は、大量生産されるコモディティの価格には勝てず、だんだんと日本人の生活から消えていきました。
では、伝統は保護されなければ、その形を続けられないのでしょうか。伝統とは過去のもので守らなければならないものなのでしょうか。
伝統の形を変え、現代の生活に根付く産業の可能性を尾鷲・熊野地域にて探ります。
また、今講座では、世界遺産にも登録された熊野古道を語り部の方と共に歩きます。私たちが歩くのは、地元の方が熊野古道を後世に遺そうという思いで、自ら 鎌を手に取って、失われた参詣道を発掘したルートです。尾鷲市賀田から熊野市二木島へ抜ける甫母峠を越えるコースで、美しい石畳や猪垣などのある、静かな ハイキングを楽しめます。
熊野詣に参じた古来の人々の歴史に思いを馳せながら、またその歴史を守ろうとする現代の地元の人々の思いにも触れ、“伝統を継承する”ために各自ができることを考えます。
講師紹介
- 速水 亨様 速水林業 代表
- 大川 善士様 熊野古道 語り部
- 世古 効史様 尾鷲わっぱ ぬし熊 四代目
講座詳細
- 日 時
- 平成28年2月12日(金)~14日(日)
- 集合時間
- 平成28年2月12日(金)17:00開講式開始
- 解散時間
- 平成28年2月14日(日)14:00閉講式終了
- 集合場所
- 開講式会場 自然体験型イベント交流施設けいちゅう
〒519-3412 三重県北牟婁郡紀北町海山区島勝浦321
TEL:0597-39-1080 - 解散場所
- 三重県立熊野古道センター
〒519-3625 三重県尾鷲市向井12-4
TEL 0597-25-2666 - 参 加 費
- 27,000円
(OB・OGに限り実費。一般参加者と志ネットワークの参加者は、現役塾生と同一) - 準 備 物
- マイ箸・マイコップ・マイ灰皿・雨具(熊野古道散策は少量の雨の場合は決行しますので、カッパをご持参ください)・洗面具・着替え・筆記用具・入浴セット・山歩き用の服装・スニーカー(現役生は、掃除・調理用の服装・エプロン・三角巾・志バッジ・坂の上の雲5,6巻)
- 服 装
- 青年塾生に相応しい服装
運動や掃除ができる服装・運動靴(登山靴までは必要ありません) - 申込期日
- 平成28年2月1日(月)
講座スケジュール
時間 | 内容 | 場所 |
2月12日(金) | ||
16:30 | 受付・開講式準備 | けいちゅう |
17:00 | 開講式 | |
17:30 | 夕食 | |
18:30 | 育み発表 | |
19:00 | 伊勢講座宿題 | |
19:30 | 入浴 | |
21:00 | 塾長と語る | |
23:00 | 就寝 | |
2月13日(土) | ||
6:00 | 朝礼 | けいちゅう |
6:30 | 朝食 | |
7:00 | 移動 | |
8:00 | 速水林業代表 速水様と森林散策・ご講話 | 速見林業 |
11:30 | 移動 | |
12:00 | 昼食 | けいちゅう |
13:00 | 掃除研修 | |
15:00 | 食事研修 | |
18:00 | 夕食・食事実態調査発表 | |
19:00 | 中間発表会 | |
20:15 | たしなみ発表 | |
20:30 | 入浴 | |
21:30 | 輪読 | |
23:00 | 就寝 | |
2月14日(日) | ||
6:00 | 朝礼 | けいちゅう |
6:30 | 朝食 | |
7:00 | 移動 | |
8:00 | 熊野古道(曽根次郎坂太郎坂)散策・語り部大川様ご講話 | 熊野古道 |
11:00 | 移動 | |
12:00 | 尾鷲わっぱ ぬし熊様の見学・4代目世古様ご講話 | 尾鷲わっぱ ぬし熊 |
12:50 | 移動 | |
13:00 | 閉講式準備 | 熊野古道センター |
13:30 | 閉講式 | |
14:00 | 終了・解散 |