青年塾北クラス 21期生オリエンテーションのご案内
札幌講座テーマ 「未来へつなぐ」~虹色の架け橋となるために
飽食の時代と言われて久しい現代日本。その一方で所得格差の問題が要因とされる「子どもの貧困」は年々深刻さを増しています。厚生労働省の発表によれば相対的貧困率(所得が一人あたりの可処分所得の中央値に満たない人の割合)は16.1%(国民生活基礎調査2012年)。そのうち一人親世帯の同比率は50%超ともいわれ、先進国の中でも非常に高く「子どもの貧困」が加速し社会的問題となっているのが現状です。
こうした中、子どもの貧困や孤食の対策として近年注目を集めているのが「こども食堂」そして「フードバンク」です。ここ札幌にも20カ所を超える「こども食堂」が開設されています。経済的な問題だけではなく、どこの子どもでも低価格で栄養満点の食事がとれるのが「こども食堂」特徴であり、「安心して過ごせる場所」として開催日には参加者の笑顔が溢れます。また「フードバンク」は、まだ食品としての安全性があり美味しく食べることが出来るのに、流通上の規格外品などの理由からゴミとして廃棄されている食品を必要としている施設や団体へ無償で再分配するボランティア活動の一種です。ともに共通するのは「みんなが幸せになれるように」という想いです。
「20世紀の子ども」であった私たち大人は、「21世紀の子どもたち」の未来の幸せのために何をつなぎ、何を残していけるのかを学び、私たちにできることから実践に移していくことをテーマとします。
また、本講座は青年塾21期生のオリエンテーションともなります。「20期」から「21期」へ、青年塾の未来を見つめ進化(深化)していくための「架け橋」になれるよう、20期生一同、全力で「未来へつなぐ」ことへ挑戦します。
講師紹介
安田 香織(やすだ かおり)様
にじ色こども食堂代表
(略歴)
札幌市出身。札幌静修短期大学(現・札幌国際大学)の英語学科を卒業し、20代半ばまでアパレル業界に勤務。その後、ヨガのインストラクターを本業としながら、路上生活者の支援活動のほか、障がいを抱える方たちの生活介護事業や、高齢者のデイサービス施設などでのボランティア活動に長年関わる。ある児童養護施設の子どもとの出会いを切っ掛けに、現代の子どもたちをとりまく様々な問題の解決と支援に取り組むようになり、仲間とともに『子供達に最高の笑顔と美味しい晩御飯を』をコンセプトとした「にじ色こども食堂」を設立。
小山 邦子(こやま くにこ)様
ハンズハーベスト北海道代表
(略歴)
教会の困窮者支援活動が母体である「みなずき会」にて札幌市内での炊き出しなどの活動に15年以上関わる。2008 年「ハンズハーベスト北海道」を設立。現在も代表として、ボランティアスタッフだけでフードバンク活動を継続。大量に廃棄されている安全性に問題のない食材(賞味期限の切れていない食品類など)を無償で提供してもらい、必要とする個人や団体等(母子生活支援施設、児童養護施設、自立援助支援施設など)に無償で配送する活動により環境問題と社会福祉問題の仲介役として活躍する。
講座詳細
- 講座日時
- H29年5月19日(金) ~ 5月21日(日)
- 集合日時
- 20期生 5月19日(金) 11:15
【集合場所】ハンズハーベスト北海道(札幌市中央区南24条西15丁目1-5)
21期生 5月20日(土) 9:30
【集合場所】北海道青少年会館コンパス(札幌市南区真駒内柏丘7丁目8-1) - 解散時間
- 5月21日(日) 15:30
【解散場所】モエレ沼公園(北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1) - 準 備 物
- 【共通】マイ箸・マイコップ・名刺・メモ帳・筆記用具・タオル(入浴・洗面)・歯ブラシ・着替え・常備薬など個人で宿泊に必要な物
※シャンプー、石鹸、ドライヤーは備え付けがあります
【20期・OB】坂の上の雲7巻、8巻(OBは5/19日参加者のみ)
【21期】地大豆100粒以上 - 服 装
- 講話の聴講に相応しい格好(スーツを着用する必要はありません)
屋外活動あります。汚れてもよい運動靴等で参加、又は別途ご用意下さい。
トイレ清掃研修~動きやすい服装(ジャージ等)、サンダル
食事研修~エプロン・三角巾・手拭い - 参加費用
- 27,000円(現役生・一般・NW会員)
※21期生 30,000円(内16,000円は年間教材費)
※塾生OBは実費請求とさせて頂きます。
全日程参加目安 18,000円
5/19~5/20または5/20~5/21参加目安 9,000円
日帰り参加目安 2,500円 - 締め切り
- H29年5月12日(金)
※電話又はメールにて移動方法とご参加頂ける範囲をご連絡ください。
※講座内容は部分的に変更になる可能性があります。ご了承ください。