青年塾北クラス２４期生「白老講座」のご案内

上甲 晃/ 2021年05月29日/ 各種ご案内, 青年塾

アイヌとしてのアイデンティティー

私達が暮らす北海道の先住民族である『アイヌ』
北海道白老町には長くアイヌ民族博物館『しらおいポロトコタン』がありました。その地に、以前の資料を一部引き継ぎながら日本で初めて国立施設としてアイヌの文化の歴史と現在を伝える拠点として作られたのが、「ウポポイ（民族共生象徴空間）」です。愛称のウポポイは「おおぜいで歌うこと」という意味です。
アイヌの集落は湖や小川など水が豊かで鮭が上がり、周囲の森では動植物の恵みが得られる場所に多く営まれました。ポロト湖のほとりもまた、そんな恵の地だったはずです。
この地で長い歳月、独自の伝統を守って生きてきたのは、どのような人たちだったのか、そして北海道全域で、狩猟採集と貿易を糧に多くのカムイたちの存在を感じながら暮らした人々が今につなぐ文化とはなにか。ウポポイでカムイと生きたアイヌの世界観を学びたいと思っています。
また、現代社会では食料は豊富にある一方、近年多く発生している甚大な自然災害時においては生活用水の確保すらままならない状況となります。季節の巡りと共に狩猟や漁労、農耕などで日々の糧を得ていたアイヌの人たちの食生活を知り、私たちが学んでいる『一汁三菜』との共通点、違いを知ることで食の大切さや、災害時でも強く生きる『心』、生きるために必要な『知恵』についても多くを学べると考えています。
先住民を知ることはこれまでの北海道を知り、これからの北海道に生きる私たちにとって、大切な学びのひとつだと考えています。

今回、ご講話いただくのはNPO法人ウテカンパ理事、北海道白老町でコミュニティカフェ「ミナパ　チセ」（大勢の人で笑う　家）を営む田村直美様です。一度は距離を置いたアイヌ民族の血を受け入れ、アイヌ文化を広める活動をおこなっております。歌と食文化を通しアイヌとしての誇りを次世代に繋げる姿をお話しいただきます。

24期6月講座リーダー　山本洋平

講　　師

NPO法人ウテカンパ　理事
-コミュニティカフェ- ミナパチセ
店主・白老アイヌの子守唄伝承者
田村　直美氏

講座詳細

日　　時

2021年6月4日（金）～6月6日（日）

集合時間

2021年6月4日（金）　13時

集合場所

白老八幡神社
北海道白老郡白老町本町1丁目1番11号
TEL 0144-82-2027

宿泊場所

• 【6月4日】
  虎杖浜温泉ホテル　いずみ
  北海道白老郡白老町字虎杖浜312-1
  電話　0144-87-2621
• 【6月4日】
  白老ふるさと2000年の森
  ポロトの森キャンプ場
  白老郡白老町字ポロト自然休養林
  電話　0145-85-2005

解散時間

2021年6月6日（日）　12:40頃

解散場所

社台生活館

準 備 物

雨具・保険証・筆記用具・メモ帳・常備薬・会場移動用バック・不織布マスク（５枚程度）・うがい薬・携帯用消毒液・ポロシャツ・坂の上の雲3,4巻　テント（ない方は相談ください。バンガローに宿泊もできます）

服　　装

チームポロシャツ・掃除できる格好・朝晩は冷え込みますので羽織るもの

参加費用

• 現役生　52,000円
• OB・OG・一般・NW会員　21,000円（全日参加目安）

※講座費用は事前にお振込みいただきます

スケジュール