青年塾関西クラス24期生「高野山講座」のご案内

上甲 晃/ 2021年06月11日/ 各種ご案内, 青年塾

皆様におかれましても、ますますご盛栄のことと心よりお慶び申し上げます。
さて、このたび、関西クラス24期生の講座を高野山(和歌山県伊都郡)にておこなう運びとなりましたのでご案内申し上げます。ご多用とは存じますが奮ってご参加くださいますようお願い申し上げます。
高野山は和歌山県北部に位置し、空海(弘法大師)が約1200年前、弘仁7年(816年)に修禅道場として開いた日本仏教の聖地とも言える場所です。「禅」には「心を静かにして動揺させない」という意味を持ちます。さらに高野山には「仏様」(寺院)と「神様」(神社)が混在しており、神仏融合の世界観を持っております。これは空海が仏も神も共に住まう「分け隔て無い世界」を目指した名残だと言われており、先入観を持たずあらゆる角度から懐を深く構える姿勢を表しています。
現代社会では、我々の思考の遙か上を行くスピードで文明が発達し世の中が変わっております。この不自然な変化に多くの人はついて行けず、それが心を疲弊させてしまいます(厚生労働省の調査によると過去20年で精神疾患の罹患者数は約2倍に増えています)。この激動の時代に適応する力を身につけなければ「志」を果たすことはできません。本講座では、その精神を学ぶことをテーマとしております。

「空海の志を学ぶ」

空海は多才を有していた事でも有名であり、「教育」「食」「建築」など様々な分野でその才をもって日本文化の礎を築いた人物です。その志を学ぶべく、3つの学びを盛り込んでおります。

  1. 塾生自ら空海を知り、空海を学ぶ(事前課題と毎週のZoomミーティングを通して塾生同士で学ぶ)
    延期の期間を活用して、毎週数名ずつ空海についてミーティングで発表し課題の理解度を深める)
  2. お世話になる宝城院住職より、空海の世界観を学ぶ(朝のお勤め)
  3. 高野町の歴史・文化に詳しい方による講話、高野町という「町」を通して空海を学ぶ(特別講話)
「激動の時代を生き抜く『静の精神』を養う」

通信の高速化(5G)や新型コロナウィルスの蔓延など、今を生きる私たちは激動の時代を歩んでいます。その様な時だからこそ心を落ち着かせ冷静に物事を見極める「静の精神」が求められます。瞑想などを通してその心得を学び、日常生活でも活用できる学びをおこないます。

「縁を繋ぎ、恩に活かす」

高野山という土地は、過去に関西クラス22期生がはじめて講座をおこなった土地でもあり、同時に24期生にとってもはじめての単独講座となります。そこで本講座はその「縁」を重要視しました。開講式は22期生が閉講式をおこなった公民館にておこないます。また講師の方も、「22期生が築いた縁」「上甲塾長の縁」「24期生が新たに築いた縁」と、様々な縁を活かした縁繋ぎを意識しています。高野山と青年塾の縁をより強くすることで今後も後輩の期でおこなわれるであろう高野山講座にて、我々が縁を繋げるようにします。

講座詳細

日  時
2021年07月02日(金)12時00分~07月04日(日)16時頃
開 講 式
07月02日(金)12時20分
集合場所
高野町中央公民館
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山486
Tel:0736-56-2076
閉 講 式
07月04日(日)14時30分
解散場所
高野山真言宗別格本山 宝城院(ほうじょういん)
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山156
Tel:0736-56-2431
宿泊場所
高野山真言宗別格本山 宝城院(ほうじょういん)
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山156
TEL:0736-56-2431
*1日目・2日目共に宿泊場所は同じ
準 備 物
マイ箸、マイコップ、マイ箸置き、マイボトル、坂の上の雲(文庫版1巻・2巻)、筆記用具、名札、名刺、雨具、入浴に必要なアメニティ一式、髭剃りなどの清潔感を保つ為に必要なもの、数珠
*宿泊施設のアメニティは使用不可
服  装
基本の服装→スーツ不要。志ポロシャツ・パーカーなど青年塾生としてふさわしい格好
*現役生はポロシャツ・パーカーで統一。
散策(1日目)・奥の院(3日目)→動きやすい服装と靴(運動靴推奨)
*奥の院は2時間の歩行があります。
食事研修→エプロン・三角巾・手ぬぐい・室内用シューズ
*室内用シューズは厨房内での滑り防止の為
トイレ清掃→汚れてもいい動きやすい服装
参加費用
  • 関西クラス現役生     50,000円
  • OBOG、一般、NW会員 28,000円(全日程参加目安)
    *塾生・OB・OGは実費請求させていただきます。
参加申込
志ネットワーク事務局まで
そ の 他
ご不明な点やお気づきになった点がございましたら、下記連絡先にお問い合わせ下さい。
なお講座内容は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

  • 高野山講座リーダー 嶋本泰(しまもとやすし)
  • 高野山講座リーダー 李宗克(りむねのり)
  • 高野山講座リーダー 古川祐輝(ふるかわゆうき)

講師紹介

尾上恵治 様
1960年生まれ。世界遺産マスター2期生。堂宮大工・一級建築士・一級土木施工管理技士・特殊建築物調査資格者・和歌山県文化材保護委員・金剛峯寺境内案内人。
高野山にて、各種文化財や金剛峯寺をはじめとする各塔頭寺院の保存・修理工事に携わる一方、世界遺産マスターとして、町石道等の保全作業やガイドおよび講演を行い、高野山の魅力を発信し続けている。
1200年開創法会記念事業である伽藍中門再建工事では、高野霊木の調達から始まり、完成まで中心的役割を果たした。
また、2017年にはブラタモリにも出演され、境内ガイドを務めて高野山の魅力を発信されております。

高橋隆学 様
高野山真言宗僧侶
青森県出身、昭和61年高野山にて得度(出家)。
平成2年高野山大学卒業、平成2年中院流にて伝法灌頂入檀了(阿闍梨)。
師僧の元で平成10年まで内弟子として修行、平成10年より真言宗當山派修験道大先達に師事。
大峯山花供入峰修行と瀧行を実践。高野山真言宗僧侶と修験者との両輪の活動を開始。
平成27年 中院流諸相承(一流傳授)畢。平成29年より副住職として弘法寺勤務。

スケジュール

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