青年塾北クラス25期「池田町講座」のご案内

上甲 晃/ 2022年10月07日/ 各種ご案内, 青年塾

日本の豊かな森林を次世代へ繋ぐ

〜50年先100年先を見据えた取り組み～

日本の豊かな森林が危機的な状況に

日本の国土面積の3分の2を占める森林は、水源涵養、CO2固定による地球温暖化防止、生物多様性の保全、土砂災害防止など様々な多面的機能をもっており、森林を次世代に繋ぎ、守っていくことが非常に重要です。
そんな豊かな森林ですが、林業従事者の高齢化や、林業の担い手不足（昭和55年：約14.6万人→平成27年：約4.5万人）により、十分な手入れが行き届かず、放置されている森林が増加していることが問題となっています。
さらに、保有面積10ha未満が林家の約9割を占めるなど小規模・零細構造となっていることや、所有者不明の森林が28％あることも日本の林業の問題となっています。これらの諸問題が解決されないままだと、50年先、100年先の日本の豊かな森林は失われてしまうという危機的状況にあるのです。

自伐型林業という新しい選択

これまでの現行林業は、森林組合や業者が施業を請け負い、40〜50年周期で皆伐（山の木を全て伐ること）し、新たに木を植えるというものでした。
それに対し自伐型林業は、この皆伐をやめ、間伐で森林の成長と共に木材の質を高めることで、少量の生産でも持続的に森林経営を行う林業の新しい形です。
大規模で行わないことで機械も小型のものが利用でき、低コストなため、家族経営の事業者や山林所有者などが自ら経営・管理・施業も行えるのが特徴です。
兼業や六次産業化とも相性が良く、環境保全の意味からも現在注目を集めています。

町の産業を生かし、50年先、100年先を見据える林業を目指す「北海道池田町」の取り組み

町の面積の6割を森林が占める池田町。その池田町では、自伐型林業を実践し、町の産業や特性を活かす持続可能な林業を目指す取り組みが行われています。本講座では、日本が抱える林業の課題を学び、その課題を町ぐるみで解決し、次世代へ繋ぐ志を学びます。

講座詳細

日時

令和4年10月14日（金）13時30分～令和4年10月16日（日）13時30分

開講式

10月14日（金）13時30分　北海道池田町田園ホール
住所：北海道中川郡池田町字西1条1丁目
Tel：015-572-4411

閉講式

10月16日（日）12時30分　十勝ロイヤルホテル
住所：北海道中川郡豊頃町茂岩50-8
Tel：015-574-2111

宿泊地

十勝ロイヤルホテル
住所：北海道中川郡豊頃町茂岩50-8
Tel：015-574-2111

講師紹介

北海道庁水産林務部　成田雅哉様
池田町地域おこし協力隊　川瀬千尋様
有限会社本郷林業　計良和政様

事前学習

「様々な側面から林業の課題解決を捉える」
1グループ4、5人で調べたこと、インタビューした内容についてまとめ発表する
（例：日本の林業の歴史と課題　担い手育成　国産木材の加工など）

準備物

坂の上の雲（文庫版第5・6巻）、筆記用具、名刺、マイ箸、マイコップ、雨具（カッパ・傘）、タオル（掃除用）、エプロン・三角巾・手ぬぐい

服装

志ポロシャツ着用（暖かい服装）、動きやすい服装（長袖・長ズボン）長靴、長い靴下、軍手、帽子、汗拭きタオル（林業体験・炭づくり体験を予定しています）
参考：10月の池田町の平均気温9.2℃

参加費用

北クラス現役生42,000円
ＯＢ・ＯＧ・一般・ＮＷ会員18,000円程度（全日程参加目安）
＊塾生OB・OGは実費請求させていただきます。

参加申込

志ネットワーク事務局までお申込みください（その際は参加いただける日程をお知らせください）

申込締切

令和4年10月13日（木） 13時まで

※尚、講座内容の一部が変更になる場合があることをご了承ください

スケジュール