『青年塾』のすべての塾生諸君へ

上甲 晃/ 2000年07月10日/ デイリーメッセージ

4年目を迎えた「青年塾」。そこに集う塾生諸君の数も、271人になりました。この「青年塾」は、既に何回もくり返してお話ししていますように、「卒業」がありません。なぜならば、志に生きる人生には、「卒業」がないからです。励まし合い、切磋琢磨して、生涯、ともに「志高く生きよう」との思いであります。

「生涯、塾生」である実をあげていく場が、毎年夏に開催する”サマーセミナー”であります。ここには、期生を越え、地区を越えて、すべての塾生諸君が一堂に会することになっています。そして、毎年のテーマにしたがって、ともに学ぶとともに、改めて、塾生としての志を深め、さらには交流の輪を広げていきます。まさに、「青年塾」としての最大の行事の一つであります。

願わくば、すべての塾生諸君が、”サマーセミナー”だけは、万難を排して出席するものであるとの伝統を作り上げていただきたいものであります。そのためには、1期生から4期生に至るまで、すべての塾生諸君が、今からスケジュールをやり繰りしていただきたいと思います。271人の全員が顔をそろえることは難しいとしても、できるだけそれに近い多くの人たちの顔を見たいものであります。

またもう一つのお願いがあります。それは、家族とともに参加することのおすすめであります。これからは、「家族とともに学ぶ」、「家族とともに励む」、「家族とともに体験する」ことが必要です。家族のきずなを結ぶためにも、家族そろって参加されることを、もう一つの伝統として作り上げていきたいものであります。一昨年は、2期生の北原英幹君が、息子さん、娘さんとともに参加されました。子供たちは、父親に甘えることなく、みんなの中に溶け込んで、大変よい体験をされたように思います。

白井義美君白井義美君 さらに、今年の「バングラディッシュスタディーツアー」には、2期生の白井義美君が、9歳の息子さんとともに参加されました。父と子供の心のきずなを結ぶ大変よい機会になったことは、白井君からはもとより、奥さんからも聞き、息子さん本人からも聞きました。先日息子さんに会ったら、「僕、青年塾に入る」と胸を張っていました。

家族ともども、「青年塾」の塾生大集合!

そして今回の開催地は、一昨年に引き続いて、丹後半島です。過疎地の廃校を使わせてもらった前回の”サマーセミナー”の興奮は、今も、記憶に新しいところです。10年使われていなかった廃校で、みんなで大合唱した「思い出の校舎」の歌は、今も、耳元で聞こえるようであります。あれから、さらに下にある学校も、今年の春、廃校になってしまいました。過疎は、容赦なく進んでいます。その厳しい現実も、改めて真っ正面から見つめ直したいものであります。

丹後半島の京都府宮津市、そして昨年の宮城県石巻市に続いて、今年は、三回目の”サマーセミナー”です。担当は、関西クラス。すでに、5月の連休に、関西クラスの有志が10人以上、現地に下見に出かけています。事務局は、期生を越えています。縦に、横にと結びつきながら、何としてもこの”サマーセミナー”を成功させたいと意気込んでいます。意気込みを見ているだけでも、成功の確信がわいてきます。

この事務局の苦労にこたえる道はただ一つ、「参加する」ことです。最近、「青年塾」としばらくごぶさたと思っている人も、ちょっと縁が遠くなったと思っている人も、行きたいけれども行けなかった人も、欠かさず参加し続けている人も、改めて、呼びかけます。

“サマーセミナー”へ、青年塾生、全員集合!丹後半島でお会いしましょう。

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