青年塾北クラス24期生「白老講座」のご案内

上甲 晃/ 2022年01月02日/ 各種ご案内, 青年塾

「今」を生きるアイヌ

2018年、北海道は命名150周年を迎えました。
アイヌの人々にとって、これは何を意味するのでしょうか

北海道の先住民族であるアイヌ。私達は北海道に暮らしていながらも、アイヌについて、それほど詳しくありません。本講座では、独自の言語と文化を持ち、自然と共に生きたアイヌという北海道のルーツについて学びます。
今回、ご講話いただくのは、NPO法人ウテカンパ（手をつなぐ）理事、北海道白老町でコミュニティカフェ「ミナパ チセ」（大勢の人で笑う 家）を営む田村直美氏です。同氏は、アイヌの血を引いていることを理由にいじめを受けた過去を持ち、アイヌであることを隠して生活していましたが、大病を患い、死と直面するさなかに自身の過去と未来について考えることで、アイヌ民族の血が流れていることを受け入れると共に誇りを持つようになりました。今もなお続く差別の連鎖を断ち切るべく、アイヌ文化の素晴らしさや誇りを広めるために、教育に力を入れている田村氏の活動や想いから、その「志」を学びます。
また、田村氏の志と共に、19歳という短い人生の中で、アイヌ語を残すことに命を懸けた知里幸恵氏（1903年-1922年）の志も学びます。登別市出身のアイヌ人女性である同氏は、アイヌ語を研究していた金田一京助と出会い、アイヌの誇りであるアイヌ語を書き残すことに強い使命感を持ちます。そして、アイヌ語をローマ字で表し、日本語訳を付けた「アイヌ神謡集」の最終校正を終え、19歳という短い人生に幕を閉じます。
同氏らの志を学び、冒頭の問について真剣に向き合います。

講座詳細

講師

NPO法人ウテカンパ理事　コミュニティカフェ「ミナパ チセ」店主
白老アイヌの子守唄伝承者　田村直美氏

日時

2022年1月14日（金）～1月16日（日）

集合時間

2022年1月14日（金）午後1:15

集合場所

社台生活館
〒004-0841　北海道白老郡白老町字社台
ＴＥＬ　0144-82-2645
※開講式も社台生活館にて行います。

宿泊場所

2022年1月14日（金）～15日（土）
ホテル苫小牧グリーンヒルズ
〒053-0022
北海道苫小牧市表町5丁目6-1
ＴＥＬ　0144-32-1122

解散時間

2022年1月16日（日）12：40

解散場所

社台生活館

準備物

マイコップ、マイ箸

服装

講座でポロトの森探索を予定しています。また外の移動や降雪の可能性もあり厳しい寒さが予想されます。各自防寒対策をお願い致します。
※白老の1月の平均気温マイナス4.1℃

食事研修

エプロン、三角巾、手ぬぐい、スリッパ（必要な方のみ）
※調理室内はスリッパ等をご利用して頂きます。施設のスリッパについて、ご利用は可能ですが、衛生面を気にされる方は各自でご用意願います。

コロナ対策

マスク、携行用消毒液

参加費用

1. 現役生　　59,000円
2. OB・OG・一般・NW会員　22,000円（全日程参加目安）

※塾生OBは実費請求とさせて頂きます。
講座費用は事前(1/11まで)にお振込みいただきますようお願い致します。
振込先は志ネットワーク事務局までお問い合わせください。

参加申込

志ネットワーク事務局までお申し込みください。

締め切り

2022年1月7日（金）

※講座内容は部分的に変更になる可能性があります、ご了承ください。

講座スケジュール