012019年04月
「このままの政治が続けば、やがて日本は行き詰まる。『国家百年の計』に立つ政治を」と、止むに止まれぬ思いから八十四歳で立ち上がった松下幸之助。その思いを受けて、日本の政治の現状と将来への危機感から、《国家百年の計に立つ政治をめざす》運動を立ち上げます。旗揚げに是非とも、馳せ参じてください。
上甲 晃
- 開催日
- 令和元年6月1日(土)
- 第一部 13:00~17:00
- 第二部 17:30~20:00 (夕食交流会)
- 会 場
- 新宿調理師専門学校
JR線・京王線・小田急線・都営新宿線
「新宿駅」西口より徒歩8分 - 費 用
- 第一部のみ参加
3,000円
第一部・第二部ともに参加
10,000円
時間 | 内容 |
【第一部】 | |
13:00 | 開会 趣旨説明 上甲 晃 松下幸之助「松下政経塾創設の思い」 映像を中心に 決意 鍵山秀三郎氏 |
14:00 | 実践発表「未来への挑戦」
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15:00 | 「日本、どうする」
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【第二部】 | |
17:30 | 交流会 |
20:00 | 閉会 |
私の決意
上甲 晃 松下幸之助が八十四歳で「松下政経塾」を立ち上げた時の止むに止まれぬ思いが、今、私に重くのしかかっている。私が松下政経塾で十四年間仕事をしたのは、単なるサラリーマンとしての責めを果たしただけなのだろうか。それとも、松下幸之助から使命を託されたのであろうか。真剣に考えている。 松下幸之助から、「君、僕の後を継いでこの使命を果たしてくれ」などと一言も言われていない。しかし、日本の政治の現状を見ていると、「あれは単なるサラリーマンとしてやらされた仕事であって、退職した今、「私には何の関係もありません」と言えないのである。 私は日本の政治の現状を深く憂いている。「このままの政治が続けば日本はやがて行き詰まる」との危機感から松下幸之助が松下政経塾を創設したころと比較して、現在の政治がいささかなりとも良くなったとは言えない。それどころか、ますます悪くなっている気がしてならない。 「日本の国には国家百年の計がない。百年掛けてこんな日本をつくろうではないかと国民に訴えかける政治がいない」と松下幸之助は嘆いた。それから四十年。はたして国家百年の計を持つ政治家が現れただろうか。みんな目先のことしか言わない。考えているのは自分の選挙とポストばかりではないかと思うほど、小さく、狭い見識の政治が繰り広げられている。国民が未来に向かって夢と希望を持てるような、将来方向を示せる政治家はいないに等しいのが現状だ。 私は、そのことを嘆いたまま過ごすことができなくなった。まして、松下政経塾でたくさんの政治家を政治の世界に送り出してきた当事者責任を負う。「あれは昔の話。私は関係ない」などといった無責任なことを口にすることは許されない。まして、「もう歳だから、百年先のことなど関心ない」といった心貧しいことは言いたくない。私に残された命の時間はそれほど多くないからこそ、今、立ち上がるしかない。 六月一日午後、東京新宿にある新宿調理師専門学校の大きな部屋を借りて、「国家百年の計に立つ政治をめざす会」を立ち上げることにした。たった一人からの挑戦である。しかし、松下幸之助は教えた。「それが本当に世の中の役に立つことであれば必ず道はひらける」と。 新宿調理師専門学校の大きな部屋は、六月一日、別の利用予定が入っていた。しかし、私の志に共鳴して、先約のスケジュールを変更していただけることになった。既に道はひらかれつつある。志ある同志が馳せ参じていただくことを、心から祈るばかりである。 |