「釧路湿原」の歴史を知り、体感で自然を学ぶ
釧路湿原には天然記念物指定のタンチョウ(丹頂鶴)をはじめ、貴重な動植物が生息しています。これら動植物の保全と湿地帯の維持などを目的に、1980年にラムサール条約に登録された場所でもあり、約3000年前の姿を現在に至るまで維持しています。
近年の気象の変化、温暖化など自然災害が増加している中、地域の活性化や振興の影響で、環境や資源の価値が失われています。大規模な森林伐採が行われると二酸化炭素の吸収源が減るため、地球温暖化を加速させます。また、環境破壊による自然の減少は、生活の中で自然と触れ合う機会や季節感を失わせます。自然を有りのままの姿で維持・保全することは、想像を絶するほど困難なことです。
今回ご講話いただく“新庄久志”氏は、広大な釧路湿原の自然保護活動を約半世紀に渡って行っており、一般では立ち入ることのできないキラコタン岬の特別保護区域内にある湧き水等の調査を実施しています。新庄氏は次のように語っています。「約20年前に降った雨が大地を通して、この湧き水となり、それが釧路湿原を流れる川となるのです。そして、この川にはサケなどが登ります。私は次世代にこの愛する自然を残すという志を持って活動しています。」
釧路湿原の自然を肌で感じながら歴史を学び、新庄氏と共に自然に向き合うことで、高い志を学びたいと思っています。
講 師
大地みらい信用金庫理事長 遠藤修一氏
7/31 10:00~11:00
現地ガイド講師
釧路国際ウェットランドセンター技術委員会委員長 新庄久志氏
7/31 12:00~14:30
講座詳細
- 日時
- 2021年7月30日(金)~8月1日(日)
- 集合時間
- 2021年7月30日(金) 12:45
- 集合場所
- 釧路八幡宮
- 宿泊場所
- 7/30 釧路ロイヤルイン
7/31 釧路ロイヤルイン - 解散時間
- 2021年8月1日(日) 12:35
- 解散場所
- 釧路町コミュニティセンター
- 準備物
- マイ箸・マイコップ・坂の上の雲5、6巻
※ホテルには各種アメニティが揃っております - 服装
- 天候状況によっては足元が悪いため長靴を持参
※岬にある湧き水の場所と多少の山道があるため
食事研修~エプロン・三角巾・手ぬぐい,スリッパのご用意はあります - 参加申込
- 志ネットワーク事務局までお問い合わせください。