テーマ:栄枯盛衰
そして歴史とロマンを感じる観光都市へ
平成22年10月2日(土)~ 3日(日) 10月4日(月)は希望者対象
歴史とロマンの街、小樽がお待ちしています。
今年の全国大会は北海道の小樽市で開催いたします。 小樽と言えば運河のある風景で知られる北海道でも屈指の歴史ある街。明治時代の銀行や倉庫などの石造り建築、運河沿いのガス灯が煌めくロマンチックな風景が、数多くの訪問者を惹きつけています。 今回のテーマである「栄枯盛衰」の表す意味は栄えることと衰えること。まさしくこの小樽という北国の街が歩んできた歴史と繋がる言葉です。 繁栄と衰退を繰り返し今に至る、この街の歴史とロマンを感じながら明治時代よりこの地を大繁栄させた先人達の苦労や志を探求していきたいと考えております。 この小樽大会が皆様にとって有意義な会となりますよう、関係者一同、心からのおもてなしをさせて頂きたいと思います。多数のご参加をお待ち申し上げます。
『志ネットワーク全国会議』
小樽大会 実行委員長
阿部 功
◆小樽の歴史概要
かつて、江戸時代から小樽は鰊漁が盛んであり、鰊を求めて多くの人が集まり小樽の街は少しずつ開けていきました。 その発展を語る上で欠かせないのが北海道開拓の命綱であった『北前船』の存在です。
この船は北海道~北陸~関西の往復により家財道具、衣服、日用品、食料などを運び、物流の生命線でありました。 こうして小樽港は道内各地に物資を供給するための物流拠点となり、多くの倉庫が建設され、さらに船の往来が活発になっていきました。
また、道内で採れた石炭を運び出すために、明治十三年、日本で三番目、北海道では最初の鉄道手宮線が小樽と札幌の間に敷かれ、 小樽港は商業港湾として、また近代的な国際港として重要な役割を果たすようになったのです。
その後、小樽は北海道経済の中心地となり、明治中期から昭和初期にかけて多くの都市銀行や商社が軒を連ね、 『北のウォール街』と称され、世界の商況に影響すると言われるほど活発な取り引きがなされました。
今でも街のあちこちに当時の流行の建築様式を取り入れた、重厚な石造り建築の街並は、まさに繁栄絶頂期の名残りを今に伝えています。 このような歴史とロマンを感じることのできる町並みを利用し、今、小樽は全国から注目を浴びる観光都市として再生の一途をたどっているのです。
◆小樽大会の見どころ
その1 小樽は街そのものが生きた博物館
小樽には小樽市指定の歴史的建造物が約七十棟あり、その主要物件が街並として保存されています。しかも倉庫群は営業施設として転用されています。 中でも特筆に値するのは、百年以上も時を刻み続ける大時計。明治二十九年建設の建物のままで営業を続ける商店ありで、 明治の街並みと人間の息吹が、そのまま現代に、タイムスリツプ出来る街になっています。
その2 小樽運河は埋め立て方式だった
小樽と言えば最初に思い浮かぶのは小樽運河ですが、この運河が埋め立て方式であることは、意外と知られていません。 工法は埋め立て予定地に、地元石切山から切り出した石で外郭等を囲い、港内から掬い上げた土砂を利用し運河の枠外だけを埋め立て、港の整備もしました。 あの時代、北の小都市での、広大な土地の埋め立て工事、膨大な労力、小樽経済の実力はやはり凄いものだったようです。
その3 小樽商人の気概
小樽の運河沿いに立ち並ぶ倉庫、銀行街に立つ商店には特徴的な飾りがある建物が多い。 ひさし上部に突き出た「卯う建だち」は当時火事の多かった小樽で、類焼を避ける防火壁として施工された物です。 しかし一般の民家よりも建築費が嵩み、かつては成功者が建てたことから、成功者とそうでない者を区別して、うだつが上がる、上がらないの語原となったと言われております。 このことは当時の小樽商人のプライドの高さを示す事例の一つですが、北の果ての”新天地”に移住してきた人々にとって、商売の成功、不成功は人格を定める尺度そのものだったのかも知れません。
第33回 志ネットワーク全国会議【小樽大会】ご案内
日時:平成22年10月2日(土)~3日(日)〔小樽貴賓館〕
会場:〒047-0047 小樽市祝津3丁目63 TEL 0134-24-0024
参加費:25,000円(予定)
スケジュール概要
10 月2 日(土)
11:30 受付開始及びチェックイン
(グランドパーク小樽)
〒047-0008 北海道小樽市築港11番3号
TEL:0134-21-3111
13:00 開会
13:05 上甲代表挨拶
13:30 小樽市総合博物館前館長
土谷周三様講話
14:50 小樽市総合博物館見学
15:50 旧白鳥家番屋・旧青山別邸拝観
16:30 光合金製作所㈱
代表取締役社長 井上晃様講話
17:20 全国会議 各自近況報告(志を語る)
18:30 懇親会(小樽貴賓館)
20:50 グランドパーク小樽到着
3 日(日)
7:00 朝食
9:00 集合及びチェックアウト
9:10 北のウォール街(銀行街)散策
9:30 日本銀行旧小樽支店
(金融資料館)見学
10:10 旧日本郵船株小樽支店
(国指定重要文化財)見学
10:50 小樽運河周辺建造物に残る
「印(しるし)」探索
12:20 昼食(小樽運河周辺)
閉会挨拶
(小樽大会実行委員長 安部勇)
13:30 JR小樽駅にて解散
オプション 参加費(25,000 円予定)
10月3日(日)
14:00 JR小樽駅出発
14:30 旧下ヨイチ運上屋
(国指定重要文化財)見学
15:20 旧余市福原魚場(国指定史跡)見学
17:20 積丹余別クラッセの宿到着
※夕食は積丹前浜で獲れる新鮮な海の幸で満喫!!
〒046-0322北海道積丹郡積丹町余別町大字690番地
TEL:0135-46-5041
4日(月)
7:00 朝食
8:30 集合後出発
神威岬~岩内~ニセコパノラマライン等
11:00 神仙沼散策
11:30 昼食(ホテルニセコいこいの村)
15:00 新千歳空港到着
16:00 JR札幌駅到着
◎お問合せ窓口
株式会社東和システム 寺本 亨嘉
Fax:011-851-3946(会社Fax)
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